食べ物よりも身体に溜まる！？デトックスしにくい経皮吸収のコワイ話

口から入った有害物質（食物や医薬品）は、口の中から胃や腸でつぶし溶かされて、吸収しやすい形状になります。
小腸にあるひだ状の繊毛細胞から吸収され、まずはじめに肝臓へ。
たくさんの代謝酵素の働きで化学物質の大半は分解され、残りが全身に運ばれます。

一部の物質が血液と共に体内を巡って、ある臓器や器官にとどまり、作用します。
肝臓で毒性は90％以上カット！
初回通過効果と呼ばれ、これをあらかじめ計算して薬の有効成分が決まります。

しかしたとえ少量でも、毎日繰り返すと蓄積します。

塗り薬や湿布。痛みなどに効果があることからわかるように、化学物質は皮膚からも吸収されています。
脂溶性（油に溶けやすい性質）の化学物質の方が、親水性の物質よりも吸収されやすく、皮膚に塗られた物質濃度の0.5％が経皮吸収によって体内に入ります。

化学物質は皮下に残留し、沈着。
一回の吸収量がたとえ微量であっても、日々の積み重ねで相当量蓄積しています。

吸収して10日目には、経口吸収で約90％排泄されるのに対し、経皮吸収では10％程度しか排泄されず何年もかかるのです。